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幼稚園の頃の夢は食パンマンだった
けれど、今は食パンマンだけにはなりたくないと思ってる
正義の味方じゃん、なんで?って言われるかもしれないけれど
なんて言うか
あんなに好意を持ってくれるドキンちゃんがいるって言うのにその好意に対してどことなく気付かないふりをしているところが好きじゃない
そんなの女の意見じゃん、って思うけれどね。(笑)
小学校の頃の夢は歌手だった
理由なんてちゃっちいもので、ただ「音楽の授業で褒められた」だけ。
無意識にどことなくそれで自信がついて。
けれど今の自分の歌を聞いたりすると「誰かにうまいと思われたい」って思っているだけ、っていう感じで。
純粋に歌を楽しく歌うことって、大切なことだと思うんだ。
けれどそれが出来なくなってしまった以上、上手くもない歌い方でこれから先私は歌を歌っていいものなのか、と考える。
高校の時の夢は幼稚園の先生。
これに至ってはどうしてなりたかったのか分からない。
もちろん子供は大好き。
ストレートに自分の想いを伝えることが出来るって言うのは、少し大人になった今できないことだから。
だからこそ、惨めに思えてしまうんだろう、今の自分が。
今の夢って、何なんだろう。
自分は無意味な存在だと、改めて思う。
何をして何のために今ここで勤めているのか。
勿論、目標はある。
けれども、その前に対人関係を仕事よりも優先してしまい、ふいに涙が出る。
どう思われているんだろう。
今、この場に私は必要なのか、とか。
周りから見れば気にしすぎ。
けれども私にとっては大問題。
人が怖い。
自分が本当に何を考えているのかすら分かっていないのに、人の気持ちを考えることなんて難しいにすら到達できない。
怖いんだ。
誰にも理解されずに、そして誰のことも理解出来ていないであろう自分自身の存在が。
私は一人の人間であり、誰とも同じ想いを持たない。
それはみんな同じな事なのに。
こうやって言うと「自分は特別ですアピール」と思われてしまうかもしれない。
けれども、私という人間は特別だと思う。
そして、私以外の人間一人一人が特別な存在。
言葉に出すのが難しいけれど。
きっと今私は、不安で仕方がないのだろう。
誰かに認められたい、誰かに私の想いを全部読み取ってほしい。
そう考えているからこそ。
終わりには、たどり着けないだろう。